津川雅彦さん(享年78)と朝丘雪路さん(享年82)の「合同葬お別れの会」が21日、東京・青山葬儀所で営まれ、約1100人が参列した。

津川さんの40年来の友人で俳優の奥田瑛二(68)が弔辞を読み上げた。「楽しいこともありましたが、けんかもしました」。芸術について討論したことを回想し「『芸術至上主義なんてくそ食らえだ、青二才!』と言われて、僕は涙が流れました」。人生観について「この世は“ワンダー(不思議)”、それが“フル”なんだよ。俺は“ワンダフル”な気持ちで役者をやっている」と、津川さんの持論を紹介し「顔は見られないけれど、自分の心に焼き付けていきたい」と、語った。