女優山口紗弥加(38)主演のフジテレビ系連続ドラマ「絶対正義」(土曜午後11時40分)の第4話が23日に放送される。

山口が演じるのは“最恐主婦”のヒロイン、正義のモンスター・高規範子。ひとつの間違いも犯さず、一切の過ちも許さず、法律のみを唯一の価値基準として生きる。その正義が再会した高校時代の5人のグループ、周囲の人々を翻弄(ほんろう)し、運命を狂わせていく。その恐怖を描く心理サスペンス。

外国人の夫とインターナショナルスクールを経営する理穗・ウイリアムズを演じる高瀬那奈(37)は「理穂は学生時代から頭のいい子で、誰よりも空気を読んで物分かりのいい女性です。プライベートでは高校生の頃から海外に憧れていてきっと現状よりもう少し違う、広い世界を見たかった女性だと思います。ただ、心は強い人ですが少し空気を読みすぎるタイプかなとも思います。登場人物の中では一番、理穂に共感できます。いつもいただく役が自分とはかけ離れていると思うことが多いのですが、今回はとても共感できています。友人たち1人1人のことをわかっている理穂は『ここは私がいた方がいい』など、空気の読み方は誰よりも鋭く、私もそうありたいと思っています」と話している。

第4話では高規範子(山口紗弥加)に、不倫相手の本間亮治(神尾佑)がひた隠していた秘密、妻が植物状態で入院していることを知らされた石森麗香(田中みな実)。深く傷ついた麗香は、思わず彼をなじってしまう。また、不妊治療の結果がまたしても失敗に終わり傷心の理穂(片瀬)は、夫婦の問題にまで口を出す範子を罵倒し、範子をかばう夫のジョーイ(厚切りジェイソン)とも衝突してしまう。

その一方、やはり範子の行動によってジャーナリスト生命が断たれそうな今村和樹(桜井ユキ)は、なんとか取材協力者の岡本瞳(黒沢リコ)に訴訟をやめさせようと働きかけるが、相手はまったく耳を貸そうとしない。

焦る和樹の前に、意外な人物が現れる。高校時代、範子の告発で失職させられた教師・矢沢剛志(水橋研二)だ。矢沢の助けによって和樹は瞳を説得することに成功、窮地を脱する。安堵(あんど)する和樹に、矢沢は「高規範子・被害者の会」の代表をしていると話し、「あいつは知るべきだ、本当の正義を」とつぶやく。

続いて麗香の元にも現れた矢沢は、亮治の義母との関係を取り持ち、かつての教え子たちの信頼を勝ち取る。そんな矢沢は麗香に「1つだけ頼みを聞いてくれ」と告げる。同じ頃、範子は、和樹の顧問弁護士や謎の老人に会っていた。