アイドルグループ、ラストアイドルの派生ユニット、Love Cocchi(ラブコッチ)中村守里(15)の初主演映画「書くが、まま」(上村奈帆監督)が上映会場を広げている。

昨年11月、音楽×映画の祭典「MOOSICLAB2018」では最優秀女優賞を受賞している。今月9日からは東京・新宿ケイズシネマで単独上映された。その上映がさらなる評判を呼び、3月2日から東京・池袋シネマロサでの単独上映も決まった。

AKB48グループ総監督の横山由依(26)も注目している。同作を見た横山は「美しい映像と優しくて強い音楽で、『書くが、まま』の世界に引き込まれていました。言葉に悩まされ、言葉に救われる。苦しくなる場面もありましたが、見終わったあとは希望に満ちあふれるすてきな映画でした」とコメントを寄せた。

同作で中村は、自分の思いを書くことでしか表現できない中2の主人公、松木ひなのを演じている。不器用で真っすぐな14歳たちの青春ストーリーで、撮影当時14歳だった中村がまさに等身大で演じられる内容だ。

公開直前の日刊スポーツインタビューでは「今ある自分の最大限の力で、みなさんと一緒にこの夏を走ってきた作品です。心に何か伝えられるものが絶対あると思います」と話していたが、その思いは人々を確実に動かしている。