市村正親(70)草笛光子(85)堀部圭亮(53)が20日、東京・紀伊国屋ホールで、舞台「ドライビング ミスデイジー」取材会に出席した。

市村と草笛の共演は94年のミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール」以来25年ぶり2度目。市村は「この作品が草笛さんがこの年齢で元気でいることで成り立っているんです。だから本当に感謝です」と手を合わせ頭を下げた。「40代だったらきれい過ぎてできない。ほどほどにくたびれているからいい」と笑わせた。

草笛は「85にもなってこんな大役をいただき、本当に大変な思いをしていますが、神様からいただいた大切な仕事なので、この年なりのやり方でやらせていただきたいと覚悟をしてきました」とし、「若い2人に囲まれると焦るんです。でも、年なりに頑張ります」とアピールした。

高齢者の交通事故のニュースが絶えない。草笛は「いきなりぶつかるシーンから始まるので冷や汗です。新聞を見るたびにいやだなと思っています」と話した。市村は「年がいってるから事故が多いのではなく、若い人でも多いはず。ニュースになるのが年がいった人というだけ」と持論を述べた上で、「本人の自覚の問題ですよね。ダメだなと思ったらやめる」と語った。自身については、妻で女優の篠原涼子(45)から「あまり運転しない方がいい」とすすめられていることを明かした。

同舞台は22日から7月15日まで、同ホールで上演される。