新津ちせ(9)が19日、都内で、主演映画「駅までの道をおしえて」(橋本直樹監督、10月18日公開)の完成試写会に出席した。

愛犬を失った少女と、孤独に暮らす老人の交流を描いた物語。

新津は、共演する犬を実際に自宅で世話をして撮影の臨んだ。最初は緊張してなかなかお座り、待てが言えなかったという。新津は「もともと犬が大好きなんですが、犬を飼ったのは初めてでした。だんだん仲良くなって、信頼関係を築いていきました」と振り返った。

「身内は褒めない」という橋本監督が「犬の散歩とか裏でやっているのを見ると、僕の準備なんてたいしたことないな、と。褒めてるんじゃなくて、尊敬してます」と言うと、新津は「かたくなに褒めない…」と、橋本監督を見つめていた。

少女と交流する老人を演じた笈田ヨシ(86)は、新津について「美人で頭が良くて、老いらくの恋で、お会いして恋に落ちました。目の力がすごい。とってもすばらしいお嬢さんで、今も久しぶりにお会いしてドキドキしてます」。

共演した犬たちが登場すると、新津は夢中で名前を呼び、見どころを聞かれると「犬たちの名演技を見てください」とPRした。

新津は、新海誠監督を父に持ち、米津玄師がプロデュースする「パプリカ」を歌うユニットFoorinの最年少メンバー。

ほかに坂井真紀、滝藤賢一、主題歌を歌うコトリンゴが出席。