23日に米国でも放送予定のドキュメンタリー「ハリーとメーガンアフリカの旅」の中で、英王室メンバーとして生きることの重圧について赤裸々に明かし、話題となっているヘンリー王子とメーガン妃夫妻。

そんな中で、兄のウィリアム王子は、夫妻の行き過ぎたやり方に激怒していると米ピープル誌電子版などが報じている。メディアの過剰な関心と報道に業を煮やしたヘンリー王子夫妻は、英国の2大タブロイド紙を訴え、まさに王室とメディアの戦争に火をつけたともいわれている。

しかし、内部関係者によると、ウィリアムズ王子だけでなく王室全体が、メディアに対するヘンリー王子夫妻の強硬なアプローチの仕方にショックを受けると同時に、不満を抱いているという。

ヘンリー王子はドキュメンタリーの中で、以前からささやかれてきた兄との確執について言及。「私たちは兄弟として、いい日も悪い日もある。今は違う道を歩んでいることは確かですが、これからも常にお互いに支え合うでしょう。多忙で以前のように頻繁に会うことはないですが、彼を心から愛しています」と語っている。

内部関係者は今年4月、ピープル誌に、「ウィリアムズ王子は、将来、王位を継承する者として行動するのに対し、ヘンリー王子は本能で行動する。それぞれが常に違う道を歩む運命にある」と語っていた。(ニューヨーク=鹿目直子)