6月から体調不良で休演が続いていた漫才師、宮川花子(65)が11日、大阪市内で会見し、多発性骨髄腫で闘病中であることを明かした。奈良県内の病院で入院加療を続けながらも、本格リハビリに入っている近況も報告した。

◆大助花子の闘病メモ

▼88年10月 前年の87年に悲願の上方漫才大賞を受賞したが、多忙から花子が体調を崩し肺炎で入院。大助の体調も不良で、夫婦で検査を受けたところ、大助は肝機能悪化、花子には胃がんが発覚した。当時、大助だけに病名は知らされ、花子は「胃のポリープ」と説明され、切除手術。術後5年を経て、大助が花子に病名を告げ、再発がなかったことから、病名を公表した。

▼07年2月 テレビ番組の企画で、夫婦でダンスに挑戦。その稽古中に、大助の様子がおかしく、救急搬送された結果、脳出血と判明。当時の血圧は「200以上だった」という。幸い後遺症も深刻ではなく、同年5月に舞台復帰した。

▼17年2月 慢性の腰痛を抱えていた大助が、腰部脊柱管狭窄(きょうさく)症で入院し、3月に手術。5月に感染症から再手術を受けたが、東日本大震災のチャリティー活動をしていたことから、同月末に復帰。だが6月末に発熱があり、グラム陽性菌敗血症で再休養。7月には退院したが、復帰を急いだ反省から大事をとり、同年9月に仕事復帰した。