生田絵梨花の初挑戦企画に見る乃木坂の「好循環」

  • ABEMA「乃木坂46時間TV」でギターの弾き語りを披露した生田絵梨花

<ニッカンスポーツ・コム:芸能番記者コラム>

乃木坂46メンバーがさまざまな企画などに挑戦する「ABEMA」の特別番組「乃木坂46時間TV アベマ独占放送『はなれてたって、ぼくらはいっしょ!』」が6月19日から21日まで放送された。メンバーそれぞれのソロ企画「乃木坂電視台」も実施され、1期生の生田絵梨花(23)はバイオリンの演奏とギターの弾き語りを披露した。

ピアノが得意で、ライブや歌番組でもたびたび生演奏を披露してきた生田だが、バイオリンとギターは「触るのも初めて」だったという。それでも、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛が続く中で何かできないかと思い、経験ゼロからの初挑戦を決めた。

生田にバイオリンを指導した今野均氏からも「きれいに音が出るようになるまで(一般的には)数カ月はかかるんじゃないですか。言い方はアレですけど、無謀っちゃ無謀ですよ」と言われるほど難しいチャレンジ。加えて、独学でギターの練習も重ねた。5月中旬の時点で、合計100時間以上を費やしていた。

番組内の本番では、バイオリンで乃木坂46の楽曲「帰り道は遠回りしたくなる」を演奏し、ギターで「雲になればいい」の弾き語りも生放送で披露した。「まだまだ、2カ月ちょっとで、つたないところもあると思うんですけど、自粛期間中に自分のモチベーションを保つ意味もあったし、皆さんのために何ができるかなって思った時に、少しでも、ちっちゃい自分でも元気を届けられたらと思いました」と話した。

生田の演奏を受け、スタジオにいた後輩の3期生、岩本蓮加(16)は号泣し「すごかったですね…。胸がいっぱいになりました」と声を震わせた。同じく3期生の山下美月(20)も「こんなにすごい、1人でどこにだって行けてしまうような生田さんが、『46時間TV』でこういった挑戦をし続ける姿に、本当に感動しましたし、こういう先輩がいらっしゃってくれるから、私たち後輩も幸せに活動できているんだなって思って、本当に感動しました」と語った。

生田は「レ・ミゼラブル」や「ロミオ&ジュリエット」「モーツァルト!」など、多数の本格ミュージカルに出演し、乃木坂46の枠を超えて舞台女優としても地位を確立しつつあるメンバーだ。新型コロナウイルスの影響で出演舞台が公演中止となる中、ストイックに新たなチャレンジを続ける姿に、後輩たちは胸を打たれた。高いプロ意識で、まさに後輩たちの良き手本となり続けている。

生田と同期の1期生松村沙友理(27)も「乃木坂が始まってから9年たつのにさ、今でもこうやって新しいことに挑戦する姿が格好いいなって思ったし、こんな素晴らしい子がいてくれる乃木坂があらためて大好きだなって思います」と涙ぐんだ。岩本はあらためて「自分も、もっと頑張らなきゃいけないなって思いました」と誓って、涙をぬぐった。

生田以外にも、卒業を発表している白石麻衣(27)をはじめ、乃木坂46には後輩たちにとって「かがみ」となる先輩メンバーがたくさんいる。11年8月の結成からこの夏で9年。国民的アイドルグループとなった今も、メンバーに憧れた有望な若手が新加入し、先輩から良い影響を受け、感謝しながら育っている。

「乃木坂46時間TV」の総視聴数は3000万を超えたという。大人気の背景には、メンバーたちが作る理想的な「好循環」があるのかもしれない。【横山慧】