嵐二宮和也(37)の主演映画「浅田家!」(10月2日公開、中野量太監督)が、ワルシャワ国際映画祭の国際コンペティション部門に出品されることが21日、分かった。釜山国際映画祭のオープンシネマ部門にも正式招待される。

世界15大映画祭の1つ、ワルシャワ国際映画祭は10月9日から18日に開催される。国際コンペティション部門には各国から15作品が選出されており、同14日に出品される「浅田家!」は、邦画初となる最高賞(ワルシャワ・グランプリ)を狙う。また、10月21日から30日に開催される釜山国際映画祭では、メイン会場の野外スクリーンで、唯一の邦画として上映される。

「浅田家!」は、家族を被写体にした写真を撮影していく次男の政志(二宮)を中心に、家族の絆や愛を描く物語。小川真司プロデューサーは「コロナ禍で世界が混乱している中、見ている人がポジティブになれるような映画を上映したいという理由で、ワルシャワ国際映画祭に選出されたそうです」と明かした。

出演作が海外の映画祭に選出されるのは18年「検察側の罪人」のハワイ国際映画祭以来となる二宮は「“家族の絆”“写真のチカラ”と、とても普遍的なテーマのある作品なので、きっと楽しんでいただけると思います!」とアピール。「こんな今だからこそ、この作品の持つ温かさと優しさが、海を越えて世界中に広がっていくことを祈っています」と話した。

◆「浅田家!」 写真家浅田政志氏の2つの写真集「浅田家」「アルバムのチカラ」が原案。二宮演じる次男の政志が家族全員を巻き込み、さまざまな職業にコスプレしたユニークな家族写真を撮影していく。さらに東日本大震災のボランティア活動を通じ、写真の持つ力を実感する。長男の幸宏を演じる妻夫木聡をはじめ、黒木華、菅田将暉、風吹ジュン、平田満らが出演。