「2020 ミス・ユニバース・ジャパン・ファイナル」が29日、都内で開催され、ガーナ人父と日本人母を持つ、栃木愛シャ暖望さん(とちぎ・あいしゃ・はるみ=24)がグランプリを獲得し、日本代表に輝いた。

2年連続出場で、ついにつかんだ夢。「とてもうれしい。周りの方が輝いていたので、途中自信がなくなることもあったけど、取れてうれしいです」と喜んだ。昨年は「初めての出場で自信が無かったけど、今年は堂々とできた。この1年間はスピーチとかを練習してきたけど、コロナの影響でオンラインでした。実際に人前に立って緊張しました」と笑った。

「偏見のない社会を作りたい」という。「人種差別や性差別を経験しました。誰もが平等にすごせる世界を作る第1歩にしたいです」と力強く訴えた。

趣味は料理で「ガーナ料理のトマト煮込みが得意」。特技はしばし考え込んだ後にフラフープをあげた。「結構なスピードで回せます!」とアピールした。

明るい笑顔が印象的。現在はホテルに勤務する会社員だが、芸能界については「特に考えていない」と話した。