永野芽郁(21)が21日、東京・帝国ホテルで行われた主演映画「地獄の花園」(関和亮監督、5月21日公開)完成報告イベントの冒頭で「映画とはいえ、暴言を吐き続け、OLのイメージを大きく変えてしまったことを、キャスト、スタッフを代表しておわび致します。申し訳ありませんでした」と猛省した。

永野は劇中で、OLとして働く裏で、社内で展開される熾烈(しれつ)な派閥争いを戦いつつも、普通のOL生活に憧れている田中直子を演じ、人生初の特攻服姿で肉弾戦まで演じた。そうして、OLのイメージを著しく損ねた映画を世に送り出した、ということで永野はじめ俳優陣が謝罪するという体でイベントが進んだ。

永野はアクションシーンについて聞かれると「クランクイン4、5カ月前から練習した」と明かした。そして周囲の共演者が特攻服を着て戦う中、自身だけ普通のOLから始まるシチュエーションに「今日は特攻服を着ていますが、劇中では着ていない。皆さんが普通じゃないのに、私1人だけ浮いてるところから戦わなきゃいけなかったので、体力より精神力の戦いというところがあった」と振り返った。

共演の広瀬アリス(26)小池栄子(40)とは、撮影現場で「初めまして」という状態だったが「(撮影は)殴り合いからスタートしたので(共演者と)普段とは違う距離の詰め方が出来たかなと思います」と笑った。

小池は「芸能生活…まさか初めての謝罪会見をすると思っていなくてドキドキしています。迫力を出すために眉毛をなくしたこと、ここから見える皆さんの風景…コントじゃないかと笑ってしまい、真面目な顔が出来ず、申し訳ありません」と苦笑いした。

広瀬は「OLの仕事は苦手だったんですけど、ケンカが得意でケンカばかりして申し訳ありませんでした」と謝罪。劇中では「『便所バエども!!』と…。初めてと思う…印象的でした」と乱暴なせりふも吐いたが「特に大変なことはなかったです」と涼しげに笑った。