民間気象情報会社の最大手、ウェザーニューズ社のキャスター10人が登場する「ウェザーニュースキャスターカレンダー2022」が11月26日、発売された。このほど、駒木結衣(25)がインタビューに応じた。

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同カレンダーには24時間365日、気象や防災情報を発信し続ける生動画番組「ウェザーニュースLiVE」の人気女性キャスター10人が登場した。駒木は今回で3度目となった。

「うれしいの一言に尽きますね。立派なカレンダーに仕上げていただいて、キャスターそれぞれの魅力が詰まっているなって感じました。番組の時間帯が違うので、いつもは他のキャスターにも会えないのですが、その分、本当に和気あいあい楽しかったです」

ハキハキとした話し方は、まさにキャスターといった感じだ。もともとは、アナウンサー志望だった。

「情報を伝える仕事、アナウンサーやキャスターになりたいっていう夢を、高校生くらいから抱いていました。その気持ちを胸に大学に進学したんですけど、就職活動でことごとくアナウンス試験はだめでした。4年の前半に周りの進路が決まっていくなかで、焦りがあって、他の業界も見たんですけど、やっぱり自分は言葉を伝える仕事がしたいなって思った時に、ウェザーニュースキャスターのオーディションを見つけたので、受けさせていただきました。(宮城県仙台市出身で)東日本大震災を経験した時に、気象災害の恐ろしさを身をもって実感したので、そこから災害の時に役立つ情報を伝えたいという思いもありました」

キャスターになって、気象の重要性に改めて気付かされたという。

「キャスターになって気付いたんですけど、お天気って本当にあらゆる場面でつながってくるなって思っていて。お出掛けする時はもちろんですし、道路や航空にも気象情報は繋がっていますし。そういったことも含めて役立つ情報を1つでもお伝えできているのはありがたいことだな、うれしいなって思いますね」

5月から放送された、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の、清原果耶(19)が演じたヒロインの職業は、気象予報士だった。宮城県出身や、気象に関する内容という共通点から、ドラマが大好きだったという。

「主人公のモネちゃんが宮城出身で、震災を経験して、モネも人生を大きく変えたというお話でもあったので、自分とリンクするところが多かったです。自分事って言ったら大げさですが、感情移入しながら見ていました」

一番好きな月を聞くと、「10月」と答えた。

「秋が一番好きな季節なんですけど、10月になるとだんだん紅葉シーズンですよね。北日本からの紅葉前線が降りてくる様子も、キャスターになってから楽しいなって。プライベートでも本当に過ごしやすい季節ですし、好きな1カ月ですね。また、おいしい物が多いんです!(マクドナルドの)月見バーガーが大好きなんです(笑い)。撮影の時も、『好き好き』って言っていたら、スタッフさんが買ってきてくださいました」

今後の目標を聞くと、さらに自分の言葉で伝えていきたいと語った。

「キャスターになって4年目を迎えました。慣れることで精いっぱいで、たくさん吸収してきた3年ではあったので、これからさらに年数を重ねて行くにつれて、自分にできることを番組にも、視聴者のみなさまにもお返しできるような言葉や、自分の声を届けて行けたらと思います」。