民間気象情報会社の最大手、ウェザーニューズ社のキャスター10人が登場する「ウェザーニュースキャスターカレンダー2022」が11月26日、発売された。このほど、高山奈々(27)がインタビューに応じた。

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同カレンダーには24時間365日、気象や防災情報を発信し続ける生動画番組「ウェザーニュースLiVE」の人気女性キャスター10人が登場した。高山は今回で5度目となった。

「数年前までは、自社でスタッフさんが撮ってくださるという感じでした。最近は、プロのカメラマンさんに撮っていただいたり、ロケに行ったりもさせていただいていて、それを考えるとすごいですよね」

今となっては、スムーズに番組を進行しているが、お天気キャスターを最初から目指していたわけでは無かった。

「もともと保育の学校に通学していたので、保育士、幼稚園教諭の免許は持っています。保育の道に進もうかなって思っていたんですけど、なんか『今しかできない事って他にないのかな』って思って。いろんな活動をしている中で、伝える仕事をできればいいなって思ったときに、たまたま、お天気キャスターのオーディションを見つけました。資格とかはいらないということでした。お天気キャスターって、有名大学のミスコン出身の人が多いイメージで『私なんかが』と思っていたんですけど、ちょっと挑戦してみようかなって思ったのがきっかけですね」

「ウェザーニュースLiVE」は、1人で3時間の生放送を担当する。最初は苦戦したと言うが、今ではやりがいも感じ、楽しみながら活動している。

「すごくやりがいがあります。『-LiVE』の他の民放さんと違うところが、相互間のやりとりがある部分です。リアルタイムで、コメントやお天気を書いてくれて、みなさんとやりとりができるところも、本当に楽しいところですね」

「-LiVE」の一番早い時間帯は、5~8時だ。その場合、起床時間は深夜0時だという。

「0時前後くらいに起きて、準備して、2時出社ですかね。そこから3時間、お天気の確認、原稿を書いたり、その日の記事を全部読んで、番組に向けた準備をして、番組にいきます。その後、番組の振り返りが9時ごろまでありますね。その後は自分の時間ですけど、次の日がまた同じスケジュールだと、17時くらいに寝ないとという感じなので(笑い)。でも実際は、18時、19時とかになってしまう日もあります」

一番好きな月を聞くと、「5月」と答えた。

「1番過ごしやすいというか、心地よいと感じるのは5月かなって思います。桜が散って、新緑の季節になって、緑が日に当たって木漏れ日とか、すがすがしい感じとか。気持ちいい空気が漂いますし、日も長いですしね。自分の気分が上がるのは5月ですね」

将来について聞くと、「ウェザーニューズを広げたい」という目標が返ってきた。

「キャスターになってからだいぶ年数がたったんですけど、どんどん見てくださる方も増えて来ました。どこの入り口からでもいいので、1人でも多くの方にウェザーニューズ、ウェザーニュースLiVEを知っていただきたいです。いざという時に情報をしっかりお伝えし、そしていざという時は『ウェザーニュースLiVEを見ればいいんだ!』『頼りになるな』って思われるように、ウェザーニューズのブランドを上げられように頑張っていけたらなって、思っています」