乃木坂46が8月31日、東京・神宮球場で「真夏の全国ツアー2022」千秋楽公演を開催した。3年ぶりに立ったグループの“聖地”で、3日間計10.5万人を熱狂させた。8月21日に結成11周年を迎えた1期生が、ほほ笑ましいやりとりを見せた。

アンコールで、キャプテン秋元真夏(29)からツアーの感想を聞かれた齋藤飛鳥(24)は「みんなの知らなかったことをいっぱい知れた期間だったけど、あらためて、キャプテンと副キャプテン(梅澤美波)のつながりがすごい強まったじゃない? 最近。それによって私たちも安心できるし、頼れるなって思った」と明かした。秋元から「ええ~? うれしい~」と喜ばれると、「真夏さまさまですよ」と笑顔で返した。

普段は毒舌も吐く齋藤からべた褒めされ、秋元は「え、どうしたの。急に!?」と驚いた。齋藤は「みんなそうなんじゃない? 今回の形のライブができるのって、多分それぞれのメンバーがちゃんとしているから、できたことだし。それを取りまとめてくれていたじゃないですか。ありがとうございます」と感謝。秋元も「そばで支えてくれてありがとう」と返した。

11年8月に34人からスタートした1期生も、残るは4人。樋口日奈(24)和田まあや(24)は卒業を発表している。齋藤は「1期生は2人になっちゃうけど、頑張りましょ」と言い、秋元も「頑張ろうね。ありがとう」と涙ぐんだ。

さらにラストの「乃木坂の詩」を終え、あいさつを済ませた後、齋藤がステージ中央に樋口と和田、センターの4期生賀喜遥香(21)を再び呼び寄せた。「せっかくさ、最後だからさ」と言って、卒業する2人にあいさつを促した。

和田は「みんなに出会えたことが、本当に幸せの始まりで。こうしてライブ、神宮で終われることも、すごく幸せです。賀喜ちゃんが言っていたように、みんなのことが、本当に大好きです! ありがとうございました」と涙ぐんだ。

樋口も「11年間、毎年乃木坂で皆さんと過ごすことができて本当に幸せでした」と感謝。「ここまで、11年も続けて来られたのは、メンバー1人1人がすてきで、居心地が良くて、応援してくださる皆さんが優しい方ばかりで、愛にあふれていて…」と続け、「賀喜ちゃんが言ったように、愛にあふれているグループだからこそ、ここまで楽しい気持ちで活動できることができたと思っています。最高の夏をありがとうございました~!」と笑顔で伝えた。

ラストは秋元から「じゃあ最後、ツアーを先頭で走ってくれた、かっきー!」と振られた賀喜が、「皆さん、本当に大好きですし、ここにいらっしゃるファンの方も、配信をご覧になっている方も、本当に大好きです! ありがとうございます!」と声を振り絞った。