女優清原果耶主演の日本テレビ系連続ドラマ「invert 城塚翡翠 倒叙集」(日曜午後10時半)の最終話が25日、放送され、世帯平均視聴率が5・6%(関東地区、速報値)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は3・4%だった。

第1話は世帯平均5・3%、個人2・9%、第2話は世帯平均4・9%、個人2・8%、第3話は世帯平均4・7%、個人2・7%、第4話は世帯平均4・6%、個人2・5%だった。

相沢沙呼氏の大ヒット小説が原作で、“霊が視える”という能力を持つヒロインが、死者からのヒントを頼りに「霊媒探偵」として難解な事件と向き合っていくミステリー作品。「霊媒探偵・城塚翡翠」として第5話まで放送していたが、連続ドラマ史上初の同一主人公による新ドラマとして再スタートされた。「霊媒探偵・城塚翡翠」の第1話は世帯平均6・4%、個人3・6%、第2話は世帯平均4・8%、個人2・7%、第3話は世帯平均5・1%、個人2・7%、第4話は世帯平均4・9%、個人2・6%、最終話は世帯平均5・3%、個人2・9%だった。

最終話では、殺人事件の目撃者・涼見梓(若月佑美)の、“殺害現場を目撃したかもしれないのに警察に通報しなかった”という罪の意識につけ込み、自分に不利な証言を封じた犯人・雲野泰典(杉本哲太)。「窓に靴下みたいなのがつるされてた気がする」という一見意味のない証言に着目した城塚翡翠(清原果耶)は、現場のハンガーに何もかかっていなかったことから、干してあった靴下を犯人が訳あって持ち去ったのではないかと推理する。

しかし、余裕を見せる元捜査一課の刑事、雲野を追い詰めるには至らない。そんな中、翡翠は、女性刺創連続殺人事件の犯人・鶴丘文樹(瀬戸康史)に余罪を吐かせるため、拘置所へ赴く。翡翠が雲野の事件に関わっていることを見抜いた鶴丘は、「君は雲野に殺されるよ」と不穏な予言をする…。

プライベートでも梓との距離を縮める雲野は、梓の心をつかむ。唯一の手がかりだった目撃証言は、もはや事件解決の役には立たなくなっていた。