インドネシアで「泣ける歌声プリンセス」として有名なシンガー・ソングライターのアネス(17)が、大手レコード会社エイベックスから6月28日にシングル「Wish You Were Here」をリリースして、日本デビューを果たした。13歳だった18年に、同国最大のオーディション番組で約4万倍の倍率を勝ち抜いて優勝。幼少期から日本の文化に大きく影響を受けたアネスがこのほど来日し、同曲への思いや今後の夢などを語った。

待望の日本デビューだ。「小さい時に母が宇多田ヒカルの曲を家でよく聴いていました。『First Love』が大好き」。親日の母国インドネシアでは「ドラえもん」などの日本アニメが地上波放送されているという。「けいおん!」「SPY×FAMILY」など好きなアニメは数知れず。「アニメで皆が使う『おはよー』のイントネーションがかわいくて大好き。とにかく日本は夢の国です」と笑顔をはじけさせた。

幼少期のころから歌うのが好きで、いつしか夢は歌手だった。そんな時、18年に同国最大のオーディション番組「Indonesian Idol Junior」を受け、約4万人の競争を勝ち抜いた。透明感がありながらも力強い声が評価された。「信じられない、夢のような気持ちでした」と当時を振り返った。

日本デビュー曲となった「Wish You Were Here」は、自身が作詞作曲した20年リリース「Mungkin Hari Ini Esok Atau Nanti」の日本語セルフカバー曲だ。原曲のMVはYouTubeで再生回数1億2000万回を突破し、数々の音楽賞を受賞。失った人への思いを歌う切ないバラードとなっている。

同曲は、大好きな海外ドラマ「ペーパー・ハウス」で好きなキャラクターが亡くなったのがきっかけで生まれたという。「劇中で大好きなキャラクターが亡くなって。すごく傷ついて2カ月ぐらいずっと泣いてました。そこからインスピレーションが湧きました」。

すしも大好物というほど、幼いころから訪れるのが夢だった日本デビューを果たした。「目標は、もっと国際的なアーティストになることです。世界中でたくさんの曲が聴かれ、もっと愛されるアーティストになりたいです」と誓った。【佐々木隆史】

◆アネス 2005年10月18日生まれ、インドネシア・ボルボア島バリクパパン出身。18年「Indonesian Idol Junior」で優勝。好きな歌手は宇多田ヒカル、YOASOBI。好きな漫画は「こっちむいて!みい子」。インスタのフォロワー数は371万人。同フォロワー数7100万人超えのRans Entertainmentの社長、ラフィ・アフマドがプロデューサーを務める。