テレビ東京は26日、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の創業者ジャニー喜多川氏(19年死去)の性加害問題を受け、局としての検証番組「ジャニー喜多川氏の性加害問題~検証報告と今後の対応について~」を放送した。
番組冒頭で、旧ジャニーズ事務所の「外部専門会による再発防止特別チーム」が8月29日に、調査報告書を公表し「マスメディアの沈黙」を問題点としたことを受け、テレビ東京ホールディングス(HD)が「放送」「制作」「編成」部門の現役社員と元社員を合わせた134人を対象に調査を実施したと説明した。検証結果については、調査コメントを紹介する形で発表した
テレ東の番組制作で、旧ジャニーズ事務所とどう向き合っていたのかの検証結果を発表。「当時トップと言われたタレントはテレビ東京の番組に出ていなかったので、忖度(そんたく)など必要なかった」(元制作局員)「(副社長だった)メリー氏に売れっ子タレントの出演要請をしたら『テレビ東京には出さない。次の人を育てたら?』と言われた。テレビ東京はジャニーズの育成番組を放送し、人気が出たら他局へもっていかれる流れがあった」と故メリー喜多川氏から断られた事例があったという。
また「音楽番組でジャニーズ事務所ではないグループに出演依頼しようとしたところ、ジャニーズ事務所からは『出してもいいけど、うちは引くから』と言われた。結局、同じ画面内に映さない仕切りで、その番組には双方に出演してもらった。こうしたことは他の事務所との関係でもある話だ」(元編成局員)といったコメントも紹介した。
検証番組は午後5時5分から同20分までの枠で放送され、TBS系生特番「プロ野球ドラフト会議2023」(午後4時40分)のウラでの放送となった。



