昨年12月30日に73歳で死去した歌手八代亜紀さんに、出身地の熊本県が「県民栄誉賞」を、八代市が「八代市名誉市民」をそれぞれ贈ることが7日、発表された。

県民栄誉賞は11組目の受賞。県では、歌手としての顕著な活躍のほか、画家として八代市で絵画コンクールを定期的に開催して文化振興に貢献したこと、04年に「くまもと誘友名誉大使」の第1号に就任したことなどに触れて「県の観光・物産振興のほか、教育活動にも積極的に貢献されました」と活動をたたえた。

そして「熊本地震や令和2年7月豪雨災害では被災地を何度も訪れ被災者を慰問されるなど、県内外の災害支援に熱心に取り組まれました」と続けて「県民の大きな誇り」だとしている。

芸名の由来となった八代市でも「故八代亜紀さんのこれまでの御功績が大変顕著なものであり、市民の皆さんが郷里の誇りとして、深く尊敬に値すると認められた」などと贈呈理由を説明している。