一卵性3つ子パフォーマー「佐藤三兄弟」長男綾人、次男颯人、三男嘉人(いずれも26)がアクロバットを教える体操教室が5日、さいたま市の「acroba」で開催される。大学生まで16年間新体操に打ち込み、全日本選手権でメダルを獲得するなど高い実力を誇る3人。このほど取材に応じ、愛する新体操への思いや体操教室への意気込み、今後の展望について語った。
一般向けの体操教室で指導を行うのは今回が初めて。綾人は「男子新体操ってマイナーなスポーツなので、広めたいという気持ちがすごくある。新体操が楽しいとか、アクロバットを習いたいと思ってくれる人が増えれば」と笑顔。颯人は「自分たちが(参加者の)憧れの存在になって、新体操の魅力を伝えていきたい」と力を込めた。
3人は新体操の名門、青森大を卒業し、体育の教員免許も取得。今回は幼児、小学生クラスへの体操指導のほか、バク転習得を目指すクラスでのレッスンも行う予定だ。
嘉人は「(参加者に)どれだけ楽しんでもらえるかが一番。技術どうこうではなく、身体を動かすことの大切さ、バク転とかのシンプルなかっこよさに小さい子たちが触れられたら」とほほ笑んだ。
3人は一糸乱れぬ“シンクロアクロバット”がSNSで注目を集めたことがきっかけで、競技引退後に芸能界入り。東京・浅草の雷門や東京タワー、タイのタオ島。各地の名所で美しくそろったアクロバットを決めた動画を公開し、SNS総フォロワーは320万人超え。国内外のファンから支持を集めている。
彼らの代名詞とも言える「シンクロアクロバット」にはこだわりが詰まっている。嘉人は「本当に細かいところまで意識しないと(見る人に)伝わらない。妥協せずやっています」。颯人は「蹴りの音、着地の音まで合わせる」と明かし、綾人も「1回で決まる時もあれば『もうちょいいける』って5回、10回もやることもあります」と話した。
6月1日に誕生日を迎え、同30日には自身初のバースデーイベントを開催する。26歳になった3人が、今後の展望をそれぞれ個性たっぷりに明かした。
綾人は「僕はおちゃめな部分がある」とにっこり。「そういう部分をテレビのバラエティー番組とかで皆さんに知ってもらいたいな」と話した。
颯人は今年4月に舞台「ACTORS STAND vol.1『無垢ども』」に出演。「俳優活動を頑張っていきたい」と明かした。「殺陣などのアクションを磨いて、いずれは『アクションといえば佐藤颯人』と言われるような俳優を目指したいです」とほほ笑んだ。
3人の中で運動神経に自信があるという嘉人は「スポーツを通して小さい子から憧れられるような存在になりたい」。TBS系「SASUKE」をはじめ、身体能力を生かす番組にも出演してきた。「僕はちょっとアクティブに、2人とは違った部分を究めていけたらいいな」とほほ笑んだ。
それぞれ異なる強みを持った三兄弟。しかし「新体操の普及」への思いは共通している。颯人は「新体操を知ってもらう新しい入り口になれたら」と話し、綾人は「テレビに出たり、そういうところでまず自分たちを知ってもらって。そこから新体操を知ってもらえる機会を増やしていきたい」と意気込んだ。
◆佐藤三兄弟 1998年(平10)6月1日、宮城県生まれの一卵性3つ子。SNSでタイのフォロワーが多いことから、22年にタイ観光大使に就任。長男綾人(あやと)は担当カラー赤。171センチ。血液型O。次男颯人(はやと)は担当カラー青。172センチ。三男嘉人(よしと)は担当カラー緑。174センチ。



