「ゲージツ家のクマさん」こと美術家の篠原勝之さんが17日、死去した。84歳だった。篠原さんのSNSが伝えた。葬儀・告別式などは行わず親近者によって送られたという。
SNSで「篠原の体調についてご心配をおかけしておりましたが、4月17日に他界いたしました」と報告。
続けて「いつもあたたかく見守っていただき、お力添えを賜りましたことに、心より感謝いたします。ありがとうございました。本人の遺志により通夜葬儀は行わず、20日に親近者で旅立ちを見送りました」としている。
また、亡くなる前日に篠原さんが遺した言葉として
「ついにね、オサラバの時が きちゃったよ。
いろいろ、みんなに親切にしてもらって ありがとう。
いっぱい感謝して、旅にいきます。
アバヨ。
KUMA」
とつづられている。
篠原さんは1942年(昭17)、札幌市生まれ。デザイン会社勤務を経て、“銭湯的浴場画家”と称して銭湯を中心に活躍。72年から唐十郎の状況劇場で舞台美術を担当。鉄を使ったオブジェが得意分野で、千葉ポートスクエア「SKY SEED」などを制作。フジテレビ「笑っていいとも!」などにテレビにも出演してタレントとしても活動。頭をそり上げ和服姿がトレードマークで、クマさんのニックネームで親しまれた。近年は奈良県に移住して土のオブジェなどを制作していた。また、作家としても活躍。2009年には「走れUMI」で小学館児童出版文化賞、15年には短編小説集「骨風」で泉鏡花文学賞を受賞した。



