税理士資格を持つ自民党の神田憲次財務副大臣が、自身が代表取締役を務める会社が保有する土地・建物の固定資産税を滞納し、4回に渡る差し押さえを認めた件で、野党側が10日、新たな問題を指摘した。

衆院内閣委員会で質問した立憲民主党の本庄知史議員が、神田氏が受けた4回の差し押さえを解除された時期について、国会議員の期末手当(ボーナス)が支給される6月と12月に重なっているとして「偶然にしてはあまりにもドンピシャ。国会議員のボーナスから(解除に必要な金額が)払われたのではないか」と指摘したもの。

本庄氏は「昨日からの答弁を聞いていて理解できないのが、国会議員の仕事が忙しすぎて手続きを怠ったり、スタッフに任せていたことだけで本当に滞納や差し押さえになるのか(ということ)」と指摘。「(当該の)会社は、ほぼ実態がなく、金策がしんどいのではないか」「滞納や差し押さえを繰り返したのも、金欠で払えなかったのではないか」と、自身の分析を神田氏にぶつけた。

神田氏は「業務はきちんと行われ、金欠ということはない」と本庄氏の見立てを否定したが、本庄氏は「この会社の売り上げや利益ではとても(税金を)払えないから、こういうことになっているのではないか」と推測し、4回の差し押さえが解除された時期は、国会議員のボーナスが支給される6月と12月に重なっていると指摘。理由を問われた神田氏は「その点についても、精査している。分かった時点で報告したい」と述べるにとどめた。

神田氏は税の滞納や差し押さえの詳細、新たに指摘された疑惑に関して「精査中」を理由に答えなかった。本庄氏に「その(報告の)前に辞めることはありませんね。自ら辞表を出すことはありませんね」とくぎを刺されると「私の立場についての言及は控えたい」と述べるにとどめた。本庄氏は「しっかり説明を果たした上で辞任してほしい」と、突き放した。