こんにちは。今週のコラムは先週、ニューマーケット競馬場で行われたジュライカップについてお話をしたいと思います。キングエルメスが挑戦したレースは、11着に終わり厳しい結果となりました。ただ、残り100メートルのところで再度奮起して戦う勝負根性を見せているので、次走のフランスのドーヴィル競馬場で行われるモーリスドゲスト賞には期待を持って臨めます。
ここからはレースまでの過程やレース回顧を書かせていただきますが、ジュライカップ前日にマーフィー騎手に来てもらい、坂井騎手にコース形態のレクチャーなどをしてもらいました。マーフィー騎手いわく「ジュライコースはとてもトリッキーなコースで、対応できる馬とできない馬が、イギリス国内の馬でも多くいるほど難しいコース」ということを強調していました。特にゲートを出て下り、200メートルほど平たんになり、また下って上る馬が、走りのバランスを維持するのは非常に難しいということです。馬にとって上る動作は慣れていますが、下るトレーニングはほとんどできません。人間でも下りのトレーニングを多く取り入れているトレーナーは少ないと思います。
その理由は、膝や体のバランスに負荷がかかり過ぎるからだと思います。マーフィー騎手のレクチャーなどを受け、レース当日は好天の強い日差しを受けながら、キングエルメスと坂井騎手は冷静にパドックなどを周回していました。レースでは、なかなかうまく走れませんでしたが、レース後はけがもなく厩舎に帰ってきたので、次走のフランスへ人馬ともに燃えています。正直、馬の状態が、良かったと感じていただけに今回の敗戦は非常に悔しいです。結果に批判などあるとは思いますが、まずは人馬が無事で走れたことを労っていただけるとうれしいです。ただキングエルメスは今回がキャリア6戦目、百戦錬磨の古馬とは違うので今回の経験が必ず将来につながると確信しています。どうか引き続き応援のほど、お願いします。来週のコラムでは、バスラットレオンの進捗(しんちょく)などをお伝えしたいと思います。お楽しみに。
(レースホースコーディネータ)



