こんにちは。先週のドバイワールドカップナイトは楽しまれましたか?
メインのドバイワールドカップで見事勝利を収めたウシュバテソーロと川田騎手には、称賛の言葉以外見つかりません。オルフェーヴル産駒の特徴といえるメンタルと肉体的強さが、世界トップレースで通用する事は、昨年のブリーダーズCでマルシュロレーヌが証明していましたが、新たな世界最高峰ダートG1を勝つ産駒が出たことは驚きです。
私が、担当していたテーオーケインズ、パンサラッサは残念な結果でしたが、素晴らしい走りを見せてくれた事に感謝しかありません。特に、パンサラッサは、サウジカップの勝利を経験させていただき、定年間近な担当の池田厩務員と共に海外で長い時間を共有できました。私自身、ホースマンとしての素晴らしい経験になりました。
他のレースでは、UAEダービーに出走したデルマソトガケとコンティノアールも、サウジアラビアから転戦の中で素晴らしい走りが出来た事に感動しました。特にデルマソトガケの勝利は、3歳成長期の時期の中、一走ごとに力を付けている事が証明できました。まだ限界値が見えない馬ですので、ケンタッキーダービーでは日本競馬の新たな歴史に名を刻む可能性も大いにあると思っています。
私も馬も、4月5日にドバイを出国してケンタッキーダービーが開催されるチャーチルダウンズ競馬場へ向かいますが、これからの1カ月ちょっとの時間が楽しみで仕方ないです。今後のコラムでも、毎週いろいろご紹介して行きますのでお楽しみ下さい。
引き続き応援のほど、よろしくお願いします。
(レースホースコーディネーター)