こんにちは。まずは、シンエンペラーの近況についてお伝えしたいと思います。シンエンペラーは、先週の金曜日にカラ競馬場で軽めの追い切りを行いました。こちらは日々雨と曇りの天気ですが、素晴らしい馬場状態で走ることができたので良かったです。

カラ競馬場の馬場は、通常、追い切りなどの使用はできませんが、今回は特別にシンエンペラーのために使用することを認めてくれました。このような配慮をしてくれた関係者の皆様に感謝しかありません。今週の火曜日には坂井騎手も合流して再度カラ競馬場で追い切ることができるので、いい調整ができるのではないかと思います。また、帯同馬のジャックオダモには現地のトップジョッキーであるクリス・ヘイズ騎手に騎乗してもらう予定なのでそちらも楽しみです。

いよいよ、今週末には愛チャンピオンSが行われますが、今の天候だと去年よりももう少し柔らかい馬場になるのではないかと思います。オンブズマンが回避したのでドラクロワとの対決に注目が集まりますが、現地ではザーランへの注目度が非常に高いと感じます。シンエンペラーにはぜひ去年3着の雪辱を果たしてほしいと思います。応援のほどお願いします。

話は変わって、先週末フランスで行われた凱旋門賞の前哨戦についてお話をしたいと思います。先週の日曜日にパリロンシャン競馬場で凱旋門賞の前哨戦にあたるフォワ賞が行われ、ビザンチンドリームがサウジアラビア以来の再コンビとなるマーフィー騎手を背に素晴らしい勝利を収めました。手ごわいライバルたちを相手に、特にフランスのエース級のソジーにノンステッキで勝てた事をマーフィー騎手は非常に喜んでいました。ただ、ファーブル厩舎は本番に向けてここからさらに馬を仕上げてくるので、警戒心を強める必要があるとも話をしてました。今年の凱旋門賞の日本馬は、どの馬も大きなチャンスがあるのではないかと思うので、今年こそは日本の競馬史が変わるかもしれません。現地で歴史的な瞬間に立ち会える可能性があると思うと、日々この様な仕事ができることに感謝の気持ちしかありません。ファンの皆様もレースを楽しみに待っていただければと思います。

(レースホースコーディネーター)

カラ競馬場の芝コースで追い切りを行うシンエンペラーとジャックオダモ(撮影・安藤裕)
カラ競馬場の芝コースで追い切りを行うシンエンペラーとジャックオダモ(撮影・安藤裕)