前日にお話しした競馬学校時代の後編です。入学した当初はつらいこともありましたが、半年くらいたって、同期のみんなと仲良くなれました。自分に余裕ができたこともあり、それぞれのいいところを見つけられたこと、尊重できるようになったことが大きかったと思います。騎手を目指し、よりストイックに頑張ろうと思えたのも、同期のおかげです。

JRA競馬学校38期生の模擬レースに騎乗する騎手候補生9人。前列左から大久保、佐々木、水沼、西塚、今村、後列左から角田、鷲頭、土田、川端(21年12月撮影)
JRA競馬学校38期生の模擬レースに騎乗する騎手候補生9人。前列左から大久保、佐々木、水沼、西塚、今村、後列左から角田、鷲頭、土田、川端(21年12月撮影)

そんなみんなに負けないように、馬との時間を大切にしていました。手入れの時間は私が一番長かったですし、こだわりが強くて毎日、ハチミツ入りのシャンプーを使って、たてがみやしっぽなどを洗っていました。だから、私の担当馬が一番いい匂いだったという自信があります(笑い)。

あとは誰よりも馬房をきれいにしていました。馬には常にいい環境で過ごしてほしかったので。あとは馬と近い距離感でコミュニケーションをとる。その経験は騎手になった今も生かされていると思います。

競馬学校時代は騎手としての私の原点です。4日に入学した42期生の皆さんには、これから感じるつらさ、苦しさを乗り越え、頑張ってもらいたいなと思います。

騎手課程第42期生入学式で桜を背に元気いっぱいジャンプする、左から五十嵐ひなさん、石川稜久君、富永龍斗君、西村瑠華さん、林秀真君、広野温輝君、山田匠悟君(撮影・丹羽敏通)
騎手課程第42期生入学式で桜を背に元気いっぱいジャンプする、左から五十嵐ひなさん、石川稜久君、富永龍斗君、西村瑠華さん、林秀真君、広野温輝君、山田匠悟君(撮影・丹羽敏通)

日曜は阪神で4頭に騎乗させていただきます。5Rシャウラは2走前の勝ち方が良かったですし、すごくいい馬です。前回より斤量が3キロ軽くなりますし、チャンスはあると思います。7Rジャッカルは追い切りですごく性格のいい馬だと感じました。いいイメージでレースに臨めますし、減量を生かしたいです。(JRA騎手)

<今村聖奈騎手の日曜阪神の騎乗馬>

1R アルマケルブ

4R レガーリデルソーレ

5R シャウラ

7R ジャッカル