香港の2022/23年シーズンが7月15日(土曜)のシャティン競馬場開催で終了します。

前日の14日(金曜)には選考委員の投票により決定される年度代表馬、最優秀4歳馬、同短距離馬、同マイラー、同中距離馬、同長距離馬、同グリフィン(香港輸入前に出走歴のない2歳及び3歳馬が対象)、同最高成長馬と、ファン投票によって決定される最高人気馬、最高人気調教師、最高人気騎手の表彰が行われました。勝ち鞍数によって決まる最優秀調教師賞(最有力はJ・サイズ調教師)と同騎手賞(同Z・パートン騎手)、地元騎手を対象とするトニー・クルーズ賞(同V・ホー騎手)については最終開催が行われる16日のシャティン競馬場のパドックで表彰されることになっています。


決定している受賞人馬は以下の通りです。

◆年度代表馬 ゴールデンシックスティ

◆最優秀4歳馬 ラッキースワイネス

◆最優秀短距離馬 ラッキースワイネス

◆最優秀マイラー ゴールデンシックスティ

◆最優秀中距離馬 ロマンチックウォリアー

◆最優秀長距離馬 ラシアンエンペラー

◆最高成長馬 ビューティーエターナル

◆最高人気馬 ゴールデンシックスティ

◆最高人気騎手 ヴィンセント・ホー


年度代表馬、最優秀マイラー、最高人気馬

ゴールデンシックスティ(セン7、父メダーリアドーロ、K・W・ルイ厩舎) 通算29戦25勝 今季成績5戦4勝(主な勝ち鞍=チャンピオンズマイル、スチュワーズカップ、香港ゴールドカップ)

年度代表馬に輝いた金鎗六十
年度代表馬に輝いた金鎗六十

今シーズンのゴールデンシックスティはカリフォルニアスパングルに逃げ切りを許した香港ヴァーズ(2着)を除いて全勝。1月のスチュワーズカップ(芝1600メートル)では、カリフォルニアスパングルや、ロマンチックウォリアーを一蹴して王者の貫禄を示しました。獲得賞金の1億4793万600香港ドル(約26億8000万円)は世界一。3シーズン連続の年度代表馬は史上初、ファン投票で決まる最高人気馬は4シーズン連続の受賞となりました。来シーズンについてはまだ明らかにされていませんが、地元ファンからは現役続行を望む声が上がっています。

最優秀4歳馬、最優秀短距離馬

ラッキースワイネス(セン4、父スワイネス、K・マン厩舎) 通算17戦13勝 今季成績10戦8勝(主な勝ち鞍=チェアマンズスプリントプライズ、クイーンズシルヴァージュビリーカップ、センテナリースプリントカップ、香港スプリント)

4つの短距離G1を制したラッキースワイネスが、ライバルを抑えて最優秀4歳馬と最優秀短距離に輝きました。新シーズンは距離を延ばしてマイル戦に挑む可能性がささやかれています。

最優秀中距離馬

ロマンチックウォリアー(セン5、父アクラメーション、D・シャム厩舎) 通算14戦10勝 今季成績6戦3勝(主な勝ち鞍=クイーンエリザベス2世カップ、香港カップ)

強敵相手の香港カップ(芝2000メートル)に優勝、クイーンエリザベス2世カップ(芝2000メートル)の連覇も達成しました。得意距離の香港ゴールドカップ(芝2000メートル)でゴールデンシックスティの2着に敗れたのは仕方ないにしても、断然の1番人気で臨んだチャンピオンズ&チャターカップ(芝2400メートル)でラシアンエンペラーに負けたのは想定外でした。

最優秀長距離馬

ラシアンエンペラー(セン6、父ガリレオ、D・ホワイト厩舎) 通算24戦4勝 今季成績9戦2勝(主な勝ち鞍=チャンピオンズ&チャターカップ、エミールトロフィー)

勝ち鞍は2つだけでしたが、6月のチャンピオンズ&チャターカップでロマンチックウォリアーを破って2シーズン連続の長距離王の座に就きました。春は中東遠征を敢行、カタールでエミールトロフィーを制し、ドバイのジェベルハッタでも5着に善戦しました。

最高成長馬

ビューティーエターナル(セン4、父スタースパングルドバナー、J・サイズ厩舎) 通算10戦7勝 今季成績10戦7勝(主な勝ち鞍=ライオンロックトロフィー、プレミアカップ)

同一シーズンで最もレーティングを上げたビューティーエターナルが最高成長馬となりました。昨年11月にレーティング52でスタートして、9戦目となった6月のG3ライオンロックトロフィーで重賞初制覇。続くG3プレミアカップも制しました。現在のレーティングは117。ゴールデンシックスティの後継馬となり得る逸材です。

(ターフライター奥野庸介)

※競走成績などは23年7月14日現在

今週のラッキーカラーは黒!
今週のラッキーカラーは黒!