米国3冠戦線は今週末の現地17日(土曜)に2冠目のG1プリークネスS(ダート1900メートル、ピムリコ)を迎えます。

第150回目のプリークネスSの出走馬と枠順は現地12日(月曜)に発表されました。人気は1番人気で出走したケンタッキーダービーで2着したジャーナリズム(牡3、父カーリン)が集めていて、この対抗候補にはケンタッキーダービー7着のサンドマン(牡3、父タピット)、地元前哨戦のG1ブルーグラスSで3着に敗れ、ケンタッキーダービーを回避したリヴァーテームズ(牡3、父マクリーンズミュージック)、前走のリステッド競走を楽々と逃げ切ったクレヴァーアゲイン(牡3、父アメリカンファラオ)、それに2戦2勝で大舞台に臨むゴールオリエンテッド(牡3、父ノットディスタイム)の4頭が挙げられています。

舞台となるピムリコ競馬場は木曜の段階で馬場に水が浮く状況。どうやら2冠目もケンタッキーダービーと同じような馬場状態になりそうです。

9頭の中で筆者が最も注目するのはイラッド・オルティスJr.騎手に手替わりするリヴァーテームズです。ここまで4戦2勝2着1回3着1回。今年1月のデビューから2連勝で臨んだ3月のG2ファウンテンオブユースSは、のちのケンタッキーダービー馬ソヴリンティに首差の2着に健闘。前走のG1ブルーグラスステークスは、雨によって開催が急遽、3日遅れになったことが微妙に影響したか、積極的な走りが見られず、バーナムスクエアの3着に終わりました。逃げ馬を射程圏に入れて抜け出す堅実な脚質は直線の短いピムリコ競馬場にぴったり。父のマクリーンズミュージックは輸入種牡馬フォーティナイナーの孫。17年優勝馬のクラウドコンピューティングを出しています。

ジャーナリズムの地力は侮れませんが、激戦から間もないだけにつけいる隙はありそう。ケンタッキダービー出走を諦めて、ここに勝負をかけた陣営の戦略が吉と出るのではないでしょうか。

◆プリークネスS(G1、ダート1900メートル、ピムリコ)

枠番(馬番)馬名、騎手、調教師、オッズ(主催者想定の単勝オッズ)

1(1)ゴールオリエンテッド、F・プラ、B・バファート、7倍

2(2)○ジャーナリズム、U・リスポリ、M・マッカーシー、2・6倍

3(3)△アメリカンプロミス、N・スアレス、D・ルーカス、16倍

4(4)ハートオブオナー、S・オズボーン、J・オズボーン、13倍

5(5)ペイビリー、R・メナ、M・コーハム、21倍

6(6)◎リヴァーテームズ、I・オルティスJr.、T・プレッチャー、5・5倍

7(7)☆サンドマン、J・ヴェラスケス、M・カッセ、5倍

8(8)▲クレヴァーアゲイン、J・オルティス、S・アスムッセン、6倍

9(9)コスガー、L・サエス、B・ウォルシュ、21倍

(ターフライター奥野庸介)

※競走成績等は2025年5月15日現在