「自分でもびっくりですよ」。

笑顔で前検入りは91期の坂本匡洋(39=大阪)だ。デビュー当初(06年7月岸和田)は、実父が照美(35期=引退)、実弟が1期先輩期の佳憲(90期)という競輪一家として話題を集め、2年足らずでS級昇級(08年)を果たした。近年はケガなどの影響もあって試行錯誤が続いたが、来月7月からは14年後期以来のS級復帰となった。「特に変わったことはやってないんですがねえ。練習の成果かなあ」と苦笑いしきりだった。「今はやるべきことをしっかりとやるだけ」。今節3日間、注目だ。