ボールも人も動けば、アルビレックス新潟は負けない!? 2-0で快勝した1日のホームでのサンフレッチェ広島戦。奮闘が目立った最終ラインの4人全員が10キロ以上を走破するなど、チームの総走行距離は123キロに達した。攻守の切り替えの速さが際立ち、広島の117キロを上回った。その差は今季最大の6キロ。120キロを超えた試合はこれで3勝1分けの負けなしとなり、相手より1キロ以上多く走った試合は4勝2分けの6戦無敗だ。

もちろん、単純に走ればいいというものではない。新潟の戦術として、ボールを動かしながら人も動くアタッキング・フットボールを披露できれば負けないということか。MF三戸の先制点、DF新井の追加点もチーム全員が連動してゴールに向かって走った結果。このデータも「不敗神話」などというような偶然の結果ではなく、必然か。

広島戦で1得点1アシストの活躍を見せたMF三戸は「前節(0-0で引き分けた柏戦)で勝ち点1を獲得できてチームの雰囲気が変わった。それを無駄にすることなく勝ち点3を取ることができた。このままチームが良い方向に向かうことができればいい」と話した。好機は逃したものの、6試合ぶりの無失点で引き分けた柏戦(6月24日)もチーム全員で相手より3キロ以上多く走っていた。

松橋監督は広島戦後に「流れがどちらに向くか、選手がいい流れに向けるためにプレーしてくれた」と言った。それも選手1人1人が攻守両面でボールとともに“ハードワーク”した結果だろう。さらに指揮官は「何かを怠ってきたわけではない。苦しい状況だが、1日1日の練習をブレずにやっていきたい」と締めた。7日の次節もホームで好調神戸と対戦。上位再浮上へ、このまま突っ走りたい。【石川秀和】

新潟対広島 前半25分、先制点を決め、叫ぶ三戸(2023年7月1日撮影)
新潟対広島 前半25分、先制点を決め、叫ぶ三戸(2023年7月1日撮影)
新潟対広島 ドリブルで攻め上がる三戸(2023年7月1日撮影)
新潟対広島 ドリブルで攻め上がる三戸(2023年7月1日撮影)