アルビレックス新潟はホームで昨年7月以来の黒星を喫した。セレッソ大阪に0-1で敗戦。

昨季から続けていたホームでの連続無敗記録は8試合で止まり、13年にマークした9試合連続のクラブJ1記録に並ぶことはできなかった。0-2で敗れた前節のアウェー磐田戦に続いて2試合連続の完封負け。昨季は無得点での連敗が1度もなく、現状のままなら、目標とする「てっぺん」は望めそうにない。

これで今季は2勝2分け3敗と黒星が先行。勝った2試合のスタメンを見ると、ボランチはMF秋山とMF宮本がそろってフル出場していた。宮本が今季から加入し、2人は初めてコンビを組みながらも絶妙の連係を見せていた。

この日はリーグ1位のパス数を誇る秋山とともに先発したのはMF島田。パスミスが目立ち、そこから逆襲速攻を受けるシーンが何度かあった。後半24分の失点にも絡んだ。先発10人を入れ替えた前節に続き、松橋監督の選手起用策が裏目に出た感もある。

指揮官は試合直後に「いいバランス、いい流れもあったが、ビッグチャンスはあまり訪れなかった」と話した。次節は13日に再びホームで札幌と対戦。そのスタメンが注目されるが、停滞感を打ち破る最適解を見つけたい。【石川秀和】

今季初の連敗となり、ガックリと肩を落とす新潟の選手たち
今季初の連敗となり、ガックリと肩を落とす新潟の選手たち
今季初の連敗となり、サポーターに深々と頭を下げる新潟イレブン
今季初の連敗となり、サポーターに深々と頭を下げる新潟イレブン
C大阪戦の後半、ドリブル突破を図る新潟長谷川元
C大阪戦の後半、ドリブル突破を図る新潟長谷川元
C大阪戦の後半、左クロスに飛び込む新潟高木(中央)
C大阪戦の後半、左クロスに飛び込む新潟高木(中央)
左クロスに飛び込む新潟・高木(中央)
左クロスに飛び込む新潟・高木(中央)