なでしこジャパンが14日、福島県内のJヴィレッジで五輪イヤー最初の活動となる日本代表候補合宿を開始した。負傷で辞退したMF長谷川、林を除く23人が参加し、ミニゲームなどで約1時間半、汗を流した。

初の金メダル獲得へ、高倉監督は選手のコンディション向上と戦術などの積み上げをテーマに掲げ、円陣では選手に「今年は特別な年になる。1分1秒を大事にしていこう」と語りかけた。19日までの合宿では筑波大の男子学生とのトレーニングも予定する。

エースのFW岩渕真奈も「ピッチ内外で良い雰囲気を作って、明るく厳しくやりたい」と表情を引き締めた。3月26日には、合宿参加選手で唯一の11年W杯優勝メンバーとして、Jヴィレッジで、国内最初の東京五輪聖火ランナーも務める。岩渕は「誇らしいこと。いいものになればいいなと思います」と話した。