今年初の日本代表活動となるオランダ遠征(5日~13日)のメンバーが1日、日本サッカー協会(JFA)から発表され、史上初のオール海外組ジャパンが現実となった。招集メンバーは25人。
FIFA(国際サッカー連盟)ランキング28位の日本は、オランダのユトレヒトで9日にカメルーン(同53位)、13日にはコートジボワール(同61位)と国際親善試合を行う。
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日本代表の招集メンバーが海外リーグ所属選手で占められたケースは過去にない。
最多は23人中20人で、19年10月のワールドカップ(W杯)カタール大会アジア2次予選のモンゴル戦とタジキスタン戦で記録された。海外組の占める割合は史上最高の87%にのぼった。
森保監督はFIFAランク100位以下の格下相手にもベストメンバーで臨んだ。一方の国内組は史上最少の3人だったが、当時J1東京に所属していたMF橋本は今年からロストフ(ロシア)に移籍している。
先発11人全員が海外組だったのは、19年2月1日のアジア杯決勝カタール戦の1度だけ。
準決勝イラン戦後の1月29日にGK権田のJ1鳥栖からポルティモネンセ(ポルトガル)への移籍が発表されて海外組になった。
カタール戦では3人が交代出場したが、MF伊東だけが国内組で柏所属。だが、一夜明けて伊東もゲンク(ベルギー)移籍が発表され、仮に移籍発表が1日前なら出場14人全員が海外組だった。
今回のオランダ遠征のメンバーは以下の通り。
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<GK>
川島永嗣(37=ストラスブール)
権田修一(31=ポルティモネンセ)
シュミット・ダニエル(28=シントトロイデン)
<DF>
長友佑都(34=マルセイユ)
吉田麻也(32=サンプドリア)
酒井宏樹(30=マルセイユ)
室屋成(29=ハノーバー)
植田直通(25=セルクル・ブリュージュ)
安西幸輝(25=ポルティモネンセ)
板倉滉(23=フローニンゲン)
冨安健洋(21=ボローニャ)
菅原由勢(20=AZ)
<MF>
原口元気(29=ハノーバー)
柴崎岳(28=レガネス)
遠藤航(27=シュツットガルト)
伊東純也(27=ゲンク)
南野拓実(25=リバプール)
鎌田大地(24=フランクフルト)
中山雄太(23=ズウォレ)
三好康児(23=アントワープ)
堂安律(22=ビーレフェルト)
久保建英(19=ビリャレアル)
<FW>
岡崎慎司(34=ウエスカ)
大迫勇也(30=ブレーメン)
鈴木武蔵(26=ベールスホット)