東京オリンピック(五輪)のサッカー男子日本代表MF堂安律(PSV)が11日、オンラインで取材対応した。

チームは12日に、ホンジュラス代表との国際親善試合(ヨドコウ)を行う。堂安は「チームとして勝利が最低限。前線と後ろの(意思の)共有も。どう攻めてどう守るか、時間帯も含めて試合運びも大事になる。勝ちきるサッカーをしたい」と、本番さながらの構えで臨む。

今回はエースナンバーである10番を背負うことになった。「母国で五輪開催することは生きているうちにあるかどうか。サッカーにおいては世代の運も重なる。それで10番は奇跡としか言えない」と、自らが立つ境遇について思いを語った。長くこの世代の代表に呼ばれ続け、チームを引っ張ってきた立場でもある。「ロッカールームに入って10番を見ると緊張感もある」としつつ「この番号が、自分の成長を手助けしてくれる番号になれば」と、プレッシャーも力に変えるつもりだ。

サッカー競技は無観客での開催が決まった。「選手もがっかりはしている」と、率直な心境を口にした。同時期にブラジルで開催されていた南米選手権では、アルゼンチンが優勝。その熱狂ぶりをテレビ画面越しに見た。「スポーツの力はすごいなと、選手でさえ感じた。そういう感動を僕たちも表現しないといけない。少しでも国民のみなさんに伝えられるようにプレーしたい」。選手ができる役割はピッチで躍動すること。そのことに集中し、本大会に向かって準備を進めている。