ドーハで行われたアジア・サッカー連盟(AFC)の年間表彰式で年間最優秀監督賞を受賞したサッカー日本代表の森保一監督(55)が1日、帰国し、取材に応じた。

鹿島アントラーズを率いてACLを制した18年の大岩剛監督以来、日本人7人目の受賞。昨年のワールドカップ(W杯)カタール大会で強豪国を撃破して16強に進出した実績が評価された。「賞をいただけたことは、光栄で名誉であり、うれしく思っております。ただこの賞はスタッフ、そして選手と一丸となって戦った結果の賞だと思いますのでチームとして喜べたら」と周囲への感謝を口にした。

さらに「できればご褒美としてW杯出場を副賞にいただけたらと思うんですけど」とボケつつ「自分たちでつかみ取っていきたいと思います」と笑わせた。受賞スピーチで話すネタとして考えていたが、スピーチがなく、披露する場がなくなったことを苦笑いで明かした。

昨年の11月1日は、くしくもW杯カタール大会のメンバー発表を行った日だった。あれから1年の節目を、ドーハで迎えた。式後の深夜、「あっという間に時間が過ぎていった」と、ふと思い出した。日本中の注目を集めた大会後は「半年はカタールW杯の続き」と考え、活動してきたという。積極的にメディアやイベントに顔を出し、サポーターに感謝を伝え、あの熱を絶やさぬように動いた。W杯後も欧州遠征でドイツ、トルコを撃破するなど、日本代表への注目度は増すばかりで「半年ぐらいかなと思ってましたけど、ほぼほぼ1年みたいになってきた、っていうところはあります」と振り返った。

16日には26年W杯北中米大会アジア2次予選、来年1月からはアジア杯が始まる。「勝つために、いい準備をしていきたいと思います。全ての試合において、勝利を目指して、最善の準備をして、ベストを尽くして戦っていくということは、これまでと変わらず、常にやっていきたいと思いますし、その中にチームの成長、選手個々の成長があるように1戦1戦大切に戦っていきたいなと思っています」。アジア最強を示すために戦いが始まる。【佐藤成】