ジュビロ磐田が、今日19日のホーム・セレッソ大阪戦で「大阪勢連破」を狙う。18日は、磐田市内の大久保グラウンドで約1時間の最終調整を行った。恒例のリラックスゲームで準備を整えた名波浩監督(44)は「大阪の2チームを食いたい」と、G大阪を2-0で破った前節に続く勝利に視線を向けた。

 2位C大阪とは、今季開幕戦で対戦して0-0の引き分けに終わった。指揮官は「全く違うチームになっている。参考にはならない」と警戒。その上で、現在45得点でリーグ2位の得点力を誇る相手にも真っ向勝負を誓った。「ポイントは、Wボランチと両ウイングバック。どちらが前に出ていけるかがカギ。うちも成長しているし、成長度合いをはかれる良い相手だと思う」と、不敵に笑った。

 チケットは、試合2週間前の今月5日に今季9度目の完売となった。今季3度目の連勝へ、満員のサポーターが後押しする。MF中村俊輔(39)は「勝った次が大事。今やっていることを、次(C大阪戦)こそ死に物狂いでやらないと」と言った。勝ち点3を奪い、上位争いに食らい付く。【前田和哉】