北海道コンサドーレ札幌は7日、札幌・宮の沢で全体練習を行い、9日のジュビロ磐田戦(札幌ドーム)へ向けて、紅白戦やセットプレーの確認に時間を割いた。MF小野伸二(37)は「今回は厄介な人がメンバーに入ってくる」と、元日本代表でコンビを組んだ磐田MF中村俊輔(39)を警戒。「脅威。良い守備をして、総合力で負けないようにしたい」と、気を引き締めた。

 かつて、06年W杯でともに日の丸を背負い、息のあった連係で攻撃を引っ張った。敵地で行った4月の前回対戦では、試合直前の練習で中村俊が負傷し欠場。今回は両者ともベンチ入りが濃厚で“天才対決”への期待が高まる。「日本で一番すごい選手だと思うし、歴代ナンバーワンMFの名波監督の下でプレーして、力以上のものを出せている」と、今季、横浜から磐田へ移籍し、新天地で輝くライバルを分析した。

 磐田は現在4試合連続負けなしと上昇ムードで、さらに敵地では8戦連続負けなしと、めっぽう強い。「相手は調子がいい。みんなで力を合わせて勝ちたい」と、今季初の2連勝へ意気込んだ。【中島宙恵】