流通経大柏(千葉)のDF関川が相手のお株を奪う先制点で勝利に導いた。

 前半、相手のロングスローから何度も決定機を作られたが、後半4分、逆に味方ロングスローのこぼれ球を関川が押し込んだ。同カードとなった昨夏の全国総体準々決勝では、ロングスローを起点に自身がマークしていたFW安藤に得点を許していた。うっぷんを晴らすゴールに「できれば(出場停止だった)安藤もいてできればよかった」と笑顔を見せた。70歳の本田監督と72歳の長崎総合科学大付・小嶺監督という名将同士の大会初対決も制した。本田監督は「試合後に『お互いこれからも頑張りましょう』と話しました」と明かした。