J1ジュビロ磐田は17日、アウェーでサガン鳥栖に0-1で敗れた。退場者を出して10人となった相手を崩せず、終了直前には決勝点を献上した。

開幕から4試合を終えて総得点は2。名波浩監督(46)が「BOX(ペナルティーエリア)近くでのアイデアがあっても、精度が落ちる。そこが上がってこない限りは、点が入る気もしない」と振り返ったように、決定力不足に苦しむ現状を象徴するような結果となった。

それでも、FW大久保嘉人(36)は反省を口にする中で「自信をもってやることが大事」とも話した。言葉通り、消極的になればシュート数は減り、ゴールから遠ざかる。焦りは精度をさらに落とすことにもつながる。30日の次節ホーム鹿島アントラーズ戦までは、残り約2週間。課題と向き合い、修正は必要だ。だが、精神面も含めて、自信を持ってプレーできる準備を進めてほしい。【前田和哉】