【広州(中国)23日=木下淳】浦和レッズMF長沢和輝(27)が、決勝進出に貢献した。3-4-2-1の2シャドー(1・5列目)に入り、奪ったボールの確実なキープや球際の粘り強さでチームの力に。フル出場でバランスを取った。

前日22日の公式会見では話題の人になった。中国メディアから大槻監督に「7番(長沢)はルール違反のような動きをする。個人でやっているのかチームの指示か」と質問。指揮官は苦笑いしながらも「悪いことか、ファウルかどうかはレフェリーが決めること。笛が鳴ればファウル、鳴らなければファウルではない。そこに対していろんな思惑が入るのがフットボール。あなた(中国人記者)がどう思おうと構いませんが、僕が見る7番は常に勇敢な男です」と抜群の信頼を口にしていた。

期待に応えた長沢は試合後にツイッターを更新。「今日はそこまでルール違反しないで勝つことができてよかったです。決勝みんなで心を1つに戦いましょう! 今日は応援ありがとうございました」と痛快につぶやいた。