京都サンガFCが18歳MF谷内田哲平の活躍などで競り合いを制した。サンガスタジアムでは7勝2分けで不敗神話を守った。

栃木の運動量を生かしたプレスで前線へのパスがつながらないなか、谷内田が仕掛けた。1-1の後半31分、中央付近でボールを受け取ると、DF2人を引き連れペナルティーエリア(PA)に侵入しクロス。反応した20歳MF福岡慎平が右足で突き刺した。

ゴール直後はホーム恒例のゴールパフォーマンスを披露。今回は闘牛でピッチ上の10人が牛をまねて、闘牛士役の谷内田に突っ込み会場を沸かせた。絶妙のアシストをした18歳は「いい位置で受けたし、今日は仕掛ける場面がなかったので仕掛けようと思った。闘牛士役は昨日の練習で誰が決めても(自分が)やるというのが決まってました」と語った。

この試合で2得点を挙げ、リーグトップの15ゴールとなったFWピーター・ウタカ(36)は「(谷内田、福岡は)ボール持ったときにターンして前を向くことができる。今日のベストプレーヤーに選ばれてもおかしくない」と実力を評価した。【南谷竜則】