今冬の全国選手権に出場した浜松開誠館が新チーム初の公式戦を大勝で飾った。富士に8-0。前半だけで5得点を奪うと、後半も攻撃の手を緩めず、さらに3得点。前チームで公式戦出場が少なかった新戦力の「アピール合戦」で大量得点を奪った。
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浜松開誠館が新チームの初陣で力の差を見せつけた。前半16分、右CKの流れからDF坂田槙(2年)が押し込み、先制点。セットプレーで挙げた1点でゴールラッシュの口火を切った。1分後にはMF長谷部響輝(2年)が左クロスを右足で合わせてネットを揺らすと、同24分にも相手のオウンゴールを誘発。2得点に絡み「チャンスでしっかりと結果を残せてよかった」と声を弾ませた。
この日は全国選手権に出場したDF八巻涼真(2年)やMF菅原太一(2年)ら主力は温存。ピッチに立った選手の多くはAチームで公式戦出場がないメンバーだった。青嶋文明監督(54)は「新人戦は戦力を見極める大会」。2回戦以降も多くの選手に出場機会を与えながら優勝を目指していく。
新チーム初の公式戦では計17選手が出場。オウンゴールを除く7得点は7選手で奪った。MF森中悠人(1年)は「自分の特徴をアピールしたいと思った」。中盤で積極的にボールを受け、攻守でチームに貢献。後半には右足で1得点と目に見える結果も残し、青嶋監督も「楽しみな選手の1人」と評価した。
全国選手権では大津(熊本)にPK戦の末、敗退。悲願の全国初勝利は下級生に託された。長谷部は「開誠館のスタイルを出し続けていけば結果もついてくると思う。自分もしっかりアピールしていきたい」と思いを代弁した。新チームの目標は全国で勝つこと。新生・開誠館が明確な目標に向かって好スタートを切った。【神谷亮磨】



