セレッソ大阪は、広島に昨年から公式戦5連敗となった。

あと約1分でドロー決着となる後半48分、右サイドを崩されて決勝点を献上。昨年の天皇杯準々決勝、ルヴァン杯決勝、この日を合わせて、広島には3試合連続で後半ロスタイムに勝ち越し点を与える、悲劇的な結末だ。

前半から圧倒的に攻め込まれ、シュートは相手の17本に対し、わずか6本。決定機は2、3度訪れたが仕留められなかった。

小菊監督は「ホームで勝ちたい思いを貫いた結果。私の責任」と、守備の人数を増やして引き分けに持ち込むのではなく、あくまで勝ち点3を狙いにいった。

主将マークをつけたGKキム・ジンヒョンは「結局やられてしまった。もう少し高い位置でボールを持ちたかった」と言い、5試合連続フル出場のMF香川は「最後を崩しきる力が必要。カウンター1本じゃ勝てない」と振り返った。

昨年の広島戦は互角に近い内容だったが、この日は両者の差が広がった印象さえあった。連勝が2で止まったC大阪は、通算4勝2分け4敗で8位に後退。ダメージの深い黒星となった。