クラブ史上初めて2季連続J2の清水エスパルスが5日、静岡市内のIAIスタジアム日本平で新体制発表会見を行った。就任2年目の秋葉忠宏監督(48)はJ1復帰を公約に掲げ、過去に接点があるコーチや選手をチームに招聘(しょうへい)。「秋葉色」を前面に出した体制で勝負する。

会見に臨んだ指揮官はやる気に満ちあふれていた。「今季は素晴らしいスタッフと選手をそろえてもらった。勝負の1年になる」。新たに加わった依田光正コーチ(46)や佐藤亮佑コーチ(28)はJ2水戸時代に戦ったスタッフ。選手も水戸で指導したDF住吉ジェラニレショーン(26)やMF松崎快(26)ら、かつての教え子を獲得した。秋葉イズムを熟知する面々がチームに加わった。

今季のクラブスローガンは「ONE FAMILY」。秋葉監督が口癖のように使う言葉をスローガンに採用した。昨季はシーズン途中での就任だったが、今季は始動からチームの指揮を任された。目指す攻撃的スタイルは「大きく変わらない」としながらも、さらに進化した姿を披露するつもりだ。今季は開幕7戦未勝利だった昨季の反省を生かし、スタートダッシュを狙う。同監督は「そこに向けた6週間の1日1日が勝負になる」と始動初日から全開で臨む決意を示した。

この日は約300人のサポーターも新体制発表会見を見守った。指揮官は「今年は勝負強さを追求していく。熱く熱く応援してほしい」と共闘を呼びかけた。監督が言うファミリーは選手やスタッフだけではない。スポンサーやサポーターも含めた全員で悲願を達成する。【神谷亮磨】

○…MF乾貴士(35)らが今季着用するユニホームを披露した。今季はGKのユニホームのみ、広告掲載としてオフィシャルパートナー「スター精密」のロゴが入っている。フィールド選手と異なるデザインを採用するのはJリーグ初の試みだという。乾は「かっこいいユニホームだと思う。去年は悔しい思いをした。今年こそは笑って終われるように頑張りたい」と決意を新たにした。