連載「鳥海高太朗の静岡深掘り」第11回は、「清水エスパルスがJ1昇格し、昨年と違ったホームのIAIスタジアム日本平の雰囲気」がテーマです。月2回の連載で、航空・旅行アナリスト鳥海高太朗氏(47)が、静岡に関する身近な話題を分かりやすく解説。お得な情報もお伝えします。
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J1は日本代表戦が行われたことで中断期間に入っていたが、今週から再開。清水は13日に敵地で新潟と対戦する。清水は勝ち点33の13位。残り10試合でさらなる上位を目指す。
前節第28節の8月31日にホームIAIスタジアム日本平(略称アイスタ)で行われた鹿島戦を観戦した。私は東京在住だが、国立競技場での清水戦観戦に加え、年1回アイスタで観戦している。昨年は9月中旬に観戦した。当時はJ2での戦い。今年は3年ぶりのJ1での戦いだったが、違いについて今回は触れたい。
まず、観客動員数の違いだ。昨年、私が観戦したJ2山口戦は1万4668人だったが、今年8月31日のJ1鹿島戦は1万7936人。チケットは2試合連続で完売だった。本来、同16日の横浜戦を観戦予定だったが、チケットが完売で観戦できなかった。
実際に観戦して感じたのは、J1とJ2のスタジアムの雰囲気が全く異なること。大きな違いはアウェーサポーターの数だ。今回は常勝軍団の鹿島戦だったが、試合開始4時間前でも、静岡駅周辺で鹿島のユニホームを着用したサポーターの姿が数多く見られた。3年ぶりのアイスタでの清水戦を楽しみにしており、アウェー席にも大勢のサポーターの姿が見られた。
上位チームとのゲームで、スタジアム内の熱気がすごく、1年前よりも高いレベルでのゲームだった。前半20分、FW高橋利樹のゴールで清水が先制。後半29分に鹿島のDF植田直通のゴールで追いつかれた。鹿島の怒濤(どとう)の攻撃を守り抜き、1-1のドローに終わったが、充実感があるゲームだった。試合開始前、アイスタのスタジアムグルメを堪能しながらの時間も楽しい。ホットドッグがおいしかったし、から揚げもサッカー観戦にピッタリ。ゲーム中は清水サポーターの一体感があり、素晴らしい観戦となった。
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アイスタで今回も感じた課題は帰りの交通アクセスだ。新幹線を使ってアイスタを訪れるアウェーサポーターや首都圏などの清水サポーターにとって、静岡駅までの時間が読めないのが以前からの課題だ。特にJ1に再昇格して観客数も増えていることで、鉄道利用のサポーターが利用するJR清水駅行きのバスに乗車するまでの時間がより長時間化している。
私の場合、観戦後に新幹線に乗車することもあり、追加タイムに入った段階で席を離れてバス停に向かうことにしているが、それでもバスに乗るまで約10分かかった。試合終了まで観戦した場合、バス乗車までかなりの時間を要することになる。最後まで観戦しても多少の待ち時間でスムーズにバスに乗れることが望ましいが、バス乗車スペースが十分でないため、難しい問題となっている。そういった意味でも、JR清水駅前の新スタジアム建設を望む声も大きく、気軽に観戦できる交通アクセスの整備がより重要になってくる。
◆鳥海高太朗(とりうみ・こうたろう)1978年(昭53)7月17日、千葉県生まれ。成城大卒。航空・旅行アナリスト、帝京大学理工学部非常勤講師。航空会社のマーケティング戦略を主研究に、自らも国内外を巡りながら体験談を中心に各種雑誌・経済誌などで執筆している。静岡第一テレビ「every.しずおか」のコメンテーターとして静岡県内も精力的に取材している。



