【ドーハ(カタール)29日】日本代表FW相馬勇紀(25=名古屋)が、この日の練習で次のスペイン戦に向けて、仲間同士で議論を交わしたことを明かした。

午後5時からの練習は、冒頭15分だけの公開。その後は、戦術的な練習が行われたようだ。

「戦術のところでチームで言われたことと、選手のやった(上での)意見で、今日の練習で話し合いも出ている。今までの(開幕前の親善試合カナダ戦を含めて)3試合でも、一番の議論が出ている」

勝てば1次リーグ突破、負ければ敗退という究極の大一番。相馬は「スペイン戦にいい状態で向かえている。議論の内容は言えないが」とした。

ポジションごとなど、さまざまな議論があったようで、場合によって主将のDF吉田麻也(34=シャルケ)も入ったようだ。

同じく取材に応じたGKシュミット・ダニエル(30=シントトロイデン)も、戦術的な質問には「ノーコメント」とし、「闘志しかない。それは間違いない。みんなの表情を見てもらえれば分かる」と説明。決戦に向けて、雰囲気は最高潮になりつつある。相馬は「絶対、倒します」と、スペイン戦の必勝を約束した。