バレンシアがバリャドリードでプレーするスペイン人DFハビ・サンチェス(22)の期限付き移籍を所属元のレアル・マドリードに要請したと、スペイン紙アス電子版が21日に伝えた。

バレンシアはバルセロナのデンベレのケースのように、今季絶望の大ケガを負ったアルゼンチン代表DFガライの代わりとなる選手獲得の許可をリーグから得た。それにより獲得候補としてこれまでマジョルカのヴァリエント、レガネスのシオヴァスの名前が挙がる中、ハビ・サンチェスに白羽の矢を立てたという。

このオファーについて、レアル・マドリード側は前向きに捉えているとのこと。なぜならハビ・サンチェスはけがとサリスの台頭により、バリャドリードで今シーズンここまでわずか1試合しか出場できておらず、出場機会に恵まれていないためである。

しかし同紙によると、この移籍が実現するには障害があるという。それはバレンシア側が今季終了後の買い取りオプションを契約に含めることを望んでいるのに対し、レアル・マドリードは将来的な買い戻しオプションを付けることを希望しているためだ。(高橋智行通信員)