ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(35)が、クラブレベルでは通算46点目の直接FKゴールを決めた。

18年のセリエA移籍後は意外にも今回が初のFK弾となった。

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サッカーの魅力の1つがFKだろう。直接FKによる歴代最多得点(キャリア通算=クラブ公式戦&国際Aマッチ)は、フランス1部リヨンで活躍した元ブラジルMFジュニーニョ・ペルナンブカーノの77得点。06年W杯ドイツ大会1次リーグでは、日本代表GK川口が鋭い弾道のブレ球に反応できずゴールを許している。「魔球」と称されたように30メートル超の距離を物ともせず、鋭く弧を描いたボールは不規則に変化し、ゴールネットを揺らしていく。

これに続くのが「サッカーの王様」ことペレ(ブラジル)で70得点。さらにロナウジーニョ(ブラジル)とレグロッターリエ(アルゼンチン)の66得点、ベッカムの65得点、ジーコ(ブラジル)とマラドーナ(アルゼンチン)の62得点、クーマン(オランダ)の60得点となっている。55得点のC・ロナウド、52得点のメッシの現役2選手が、これらの記録にどこまで迫るか注目される。

また、日本では中村俊輔(横浜FC)が55得点(クラブ公式戦48得点、国際Aマッチ7得点)。スコットランド1部セルティックに所属した06-07年の欧州CLでは、名門マンチェスター・ユナイテッドから芸術的な直接FKを決めた。欧州では「伝説」として今も高く評価されている。