バルセロナの前会長であるジョゼップ・マリア・バルトメウ氏(58)が逮捕されたとESPN電子版が報じた。

クラブCEOのオスカル・グラウ氏(56)やバルトメウ氏のアドバイザー、クラブ法務部門のトップも一緒に逮捕されたという。

地元警察の広報担当者は「逮捕は行われたが、名前を明かすことはできない。我々は金融犯罪捜査官とともに、捜査を行っている過程だ」と話したという。

警察当局は「バルサゲート」と呼ばれる疑惑に関連する証拠を集めるために、バルセロナのオフィスを捜索。その後、バルトメウ氏らを逮捕したという。

「バルサゲート」とは、バルトメウ氏が会長だった当時、SNS上で元選手や現役選手、会長候補などをおとしめるため、第三者の企業に金銭を支払っていたという疑惑のこと。昨年2月に地元ラジオ局によって初めて告発された。

バルセロナと関わりのあるI3ベンチャーズという会社がフェイスブック上に複数のアカウントを持ち、メッシやピケら選手たちや、OBのシャビ氏、元監督のグアルディオラ氏(現マンチェスター・シティー監督)らを攻撃しており、その証拠も示された。クラブ側は即座にこれを否定したが、警察による捜査は続いていた。