前節に35度目のブンデスリーガ優勝を決めたバイエルンが、後半の大逆転でマインツを下した。

28日にパリ・サンジェルマンと対戦する欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦を控えていることもあって、バイエルンは大幅にメンバーを入れ替えてこの試合に臨んだ。その中で伊藤洋輝(26)は左センターバックで先発した。

前半はマインツの佐野海舟(25)が、存在感抜群のプレーでゲームを支配した。

前半15分、左CKを相手GKがパンチングした浮き球を佐野が拾い、右からクロス。これをコールがボレーで決めてホームのマインツが先制した。

勢いに乗るマインツは、同20分には佐野のボール奪取からの速攻で決定機。立て続けに放った3本のシュートはGKにストップされたが、同29分には再び佐野を起点にゴールが生まれる。中盤で相手からボールを奪うと、1人をかわして左足で左のスペースにパス。これを運んだアミリのシュートはGKにはじかれたが、こぼれ球をネベルが押し込んで追加点を挙げた。

中盤で次々にボール奪取を繰り返す佐野は、同37分にも右サイドでのカットから決定的なスルーパス。これは伊藤が守って得点にはならなかったが、佐野が多くのチャンスを演出した。

同アディショナルタイムには、佐野のワンタッチスルーパスに抜け出したアミリのシュートがバーに当たったこぼれ球に、ベッカーが詰めて3点目。佐野が前半だけで3ゴールに絡む働きで、試合を優勢に進めた。

劣勢のバイエルンは後半開始からケーンとオリーセを投入。後半8分にはオリーセのヒールパスを受けたライマーのクロスをジャクソンが決めて1点を返すと、同28分には右サイドで持ったオリーセがカットインから左足でスーパーゴール。さらに同36分にはムシアラが押し込んで同点に追い付いた。その2分後には右クロスをGKがはじいたボールにケーンが反応して4点目。エースのリーグ33ゴール目で、敗色濃厚だった試合をひっくり返し、公式戦9連勝とした。マインツは同アディショナルタイムにCKのセカンドボールを拾った佐野が右足でゴールを狙ったが、惜しくもゴール左に外れ、悔しい敗戦となった。

伊藤と佐野はともにフル出場した。