【ヒューストン(米国)6月30日(日本時間7月1日)】W杯北中米大会の決勝トーナメント1回戦で敗退した日本代表のMF久保建英(25=Rソシエダード)が、ブラジル戦から一夜明けて4年後への覚悟を示した。1次リーグ初戦のオランダ戦に先発して1アシスト。2-2の勝ち点1発進に貢献した一方で、左膝を負傷。第2戦以降は全て欠場した。前回22年カタール大会に続き、不完全燃焼に終わった男が次回スペイン・ポルトガル・モロッコ大会のフル回転を誓った。
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久保は、左膝に治療の跡を残したまま報道陣の前に現れた。初戦だけの出場に終わり、またしても4年に1度の舞台で消化不良。前回も体調不良で1回戦のクロアチアを欠場しており、自分でも「持っていないと言われれば…」と悔やむ。ただ、約1カ月間に及んだ活動でプロ選手として得たものは、少なくなかった。
「準備期間が長かったので。1試合で僕は終わっちゃったけど、ピッチに出るだけが、試合に出るだけが全てではない。メンターもいて、学ぶものがあった」
アジア初5大会出場の長友、負傷選外もメンター参加の南野、サポートの吉田ら経験豊富な先輩、さらには最年少FW後藤らの言動から感じるものがあった。
次回30年大会は、幼少時をバルセロナで過ごし、今もサンセバスチャンで活躍するスペインと、ポルトガル、モロッコの共催。4年後の代表をイメージした時に出た思いは警鐘だった。
「4年後、僕の下の世代が何人、W杯メンバーに入っているか? と言われたら、今いる選手が急激に衰えない限り、同じメンバーなんじゃないですかね。今はすごくレベルが高くて、割って入れるほどの若手がいるとは、まだ思えない」
そう指摘した上で、現在の主軸を脅かし、突き上げる存在の台頭に期待した。
「2年後、3年後…今いる代表選手たちを押しのけて入ってくる選手が現れればるのならば、今よりチームが強くなっていること」
自身もレベルアップする覚悟だ。「今から4年後をイメージをするのは僕のスタイルではない」と断りつつ特別な感覚は隠せない。29歳で迎える次回大会。「あまり未来の話はしたくないけど…4年後は、最初から最後までピッチに立てるように」と思いを込めた。
スタジアムがカナリア色に染まった風景も思い返し「僕らが勝てたら9割から8割にできたかもしれない」。最多5度の優勝を誇るセレソンと、最高成績16強止まりで今回に至ってはラウンド32で終わった日本。その差が、熱に直結している。「こつこつ結果を出してファンを増やしていくしかない」と理解し、自分に言い聞かせた。【佐藤成】


